〜本有引力〜

本と本がつながりますように

2022-01-01から1年間の記事一覧

【振り返り】思った以上に、できていない2022

大晦日目前で急に予定が変更になり、夕方、家でふっと少しだけ時間ができたので、今年の日記(メモ)をザッと振り返ってみました。すると、思った以上に同じようなことを日々積み重ねていたこと、そして思った以上に大したことができていないという事実に、…

彩り豊かな異国の本が並ぶお店・タバネルブックス(&足を延ばして、あんず文庫へ)

ご好評をいただき、会期を1週間延長しました「池上線開業100周年記念企画 沿線“本”まつり」ですが、いよいよ今日11/4(金)と明日5(土)を残すのみとなりました。このブログでは、ご協力いただいた沿線にまつわる出版社さんや書店さんのご紹介をしてきまし…

江戸の「もんきり遊び」から、昭和のくらしへ

紙を折って、型を重ねてはさみで切って、開いてみると……なんとも美しい文様が表れます。 江戸時代の人々が楽しんだという「紋切り遊び」、それを「もんきり」というモダンなかたちで復活させたのが、御嶽山にある出版社・エクスプランテです。 「もんきり」…

心のなかの“言葉”を大切にする出版社ーーナナロク社

池上線と大井町線が交差する町・旗の台。この町に、一点一点、いつも魅力的な本をつくり続ける小さな出版社があります。ナナロク社 (そういえば、ゲンロン、コトノハ……と、池上線沿線の出版社にはカタカナ名が多いですね 笑) 豪快な、でもどこか遠くを見て…

魔法の庭のような、絵本のお店ーーティール・グリーン

3年ぶりのお会式で、特に万灯行列のあった昨夜は大いに盛り上がった池上から、ひとつ隣の駅へ。千鳥町には、まるで絵本や物語のなかに出てくるような、それは素敵な本屋さんがあるのです。駅から歩いて7分ほど。住宅街のなかに、板組のような白い壁と味わ…

隣町珈琲ーー本でつながる「共有地」

" data-en-clipboard="true">お会式前ということもあり、話が一気に池上に飛びましたが、改めて五反田側に戻って、荏原中延へ。今回ご紹介する話題は、本にまつわる人であり、場所であり、そしてそこからできた本のこと。 荏原中延駅と、大井町線・中延駅の…

3年ぶりの、お会式の前に

「お会式」を知っていますか?他所の土地の方にとってはあまりなじみがないかもしれませんが、池上のまちに暮らす人にとっては、一年で最も大きな行事のひとつと言ってよいと思います。池上のまちの顔でもある池上本門寺は、日蓮宗の大本山。「会式」という…

池上線には、「街の手帖」がある

池上線は、五反田から蒲田まで15駅、片道30分ほどでたどり着きます(もちろん追い越しをする急行なんてありません)。車両もわずか3両編成の、都内の列車ではとても小さな路線です。 そんなささやかな鉄道ですが、池上線にはなんとこの路線の名前を冠する雑…

「池上線 沿線“本”まつり」、本日から始まります

ノミガワスタジオのアベケイスケさんが、素敵なフライヤーを制作してくれました。 深い緑色は、往時の池上線の車両カラーですね。 本日13時より、池上ブックスタジオにてお待ちしております。 そして、今日はすぐちかくの古民家カフェ・蓮月さんにて、池上ま…

企画は五反田から始まった

この度の池上線の「沿線“本”まつり」のアイデアは、ある本を読んでいて、ちょうど五反田駅で池上線に乗り換えた瞬間に降りてきました。 その本は、ノンフィクション作家・星野博美さんの『世界は五反田から始まった』(ゲンロン)です。 " data-en-clipboard…

「池上線開業100周年記念企画 沿線“本”まつり」開催します(10/1〜10/29)

※イベント名、若干修正しております。まもなく10月ですね。池上ブックスタジオの所在地でもある池上の名を冠する「池上線」は、この10月6日に100周年を迎えます(1922年、蒲田ー池上間で池上電気鉄道により運行開始)。そんな折に、たまたま池上線沿線と関わ…

ボンクラ(盆暮ら)日記 2022

お盆だけじゃないけれど、お盆あたりの暮らし。ボンクラ(盆暮ら)日記。8月11日(木・祝) 前夜寝る頃になって急遽思い立ち、朝慌ただしく家を出て軽井沢へ。それぞれの休日パターンが異なるから、日帰りであっても家族一緒に出掛けられる日は貴重な時間。 …

「ないもの、あるもの」

twitterのプロフィール欄に「本のこといろいろ、(…)「はてなブログ」で不安定更新。」と記していますが、うっかりすると3ヶ月〜半年くらいそのまま。不安定にも程がありますよね(笑)。本業が忙しくなると、たちまち“本”業が疎かになってしまうのです…………

サン・ジョルディの日/三女ルディと本の旅

本日4月23日は、「サン・ジョルディ」の日ですね。 by rebelbooksさん 子どもをはじめ、身近な人に本を贈る、お互いに贈り合う日です。本と一緒に、楽しい一日を過ごせるとよいですね。さて、そんなサン・ジョルディの日にちなんで、ひとつ昔話でもしましょ…

記憶の栞として

2011年の桜 人生を揺るがすような大きな出来事については、「決して忘れない」という思いを抱く人もいる一方で、「思い出したくない、触れたくない」と感じる人もいるでしょう。それぞれが経験したことによって、その思いのあり方は大きく異なることと思いま…

3月11日・12日 祈りの気持ちに寄り添ってくれる本を

来る3月11日(金)・12日(土)、私・さるうさぎブックスが、池上ブックスタジオのお店番に入ります。 偶然、3月11日を含むこのタイミングで2日連続お店番に入ることになりました。 お店番担当時には、自分の差配で中央のテーブルを使用することができます…

さるうさぎブックス@PASSAGE店、始めます

昨日3月1日、神田神保町に、新しいシェア型書店〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉がオープンしました。書評アーカイブサイト「ALL REVIEWS」から始まった企画で、「ALL REVIWS」の書評家の方々、さらに作家の方々や出版社も参加して、「みんなで本屋になっちゃおう…

「動物たちの棚」始めます

前回の更新からすっかり空いてしまって…‥‥というのがもう常套句になってしまっていますが、すっかり空いてしまいました(苦笑)。見てもらうためのメディアになるためには、もうちょっとマメにやっていかないとダメですよね。今年はちょっと気持ちを入れ替え…