〜本有引力〜

本と本がつながりますように

2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年、毎月の一冊

仕事も家のこともまだまだ納まっていない今日このごろですが、#木曜日は本曜日 というタグをつけた記事を上げ始めた本年の、本屋活動の〆として、最後の記事を上げたいと思います。 一年の活動を総括してみたり、「今年の一冊」について書いたり……ということ…

「おうち、」2023、開催します

「おうち、」 「おうちにあったら楽しいもの並べました」というコンセプトで、浅草橋にある昭和の邸宅を改装した心地よいギャラリーで2006年から、2年に1回開かれている、ユニークなグループ展。 ……数字が合いませんね(笑)実は途中でちょっとした手違い…

キタカガヤフリー2023 来訪記

10月最終の週末(28日・土、29日・日)、大阪でキタカガヤフリー 2023 オータム & アジアブックマーケットというイベントが開かれました。 kitakagayaflea.jp このイベントは、大阪を拠点に、ローカル・カルチャーマガジン「IN/SECTS」を発行するLLC インセ…

伊藤亜紗さん✕池上ブックスタジオ トークイベント開催しました!

先週末の9月23日(土)、美学者の伊藤亜紗さんを池上ブックスタジオにお招きして、トークイベント「今だから話したい。本と居場所とまちのこと」を開催しました。 販売用の本も用意して、準備完了。 朝、聞き手の二人と一緒に池上駅まで亜紗さんを迎えに行き…

先駆者としての本(本に生えた草の葉から01)

私の読む本にはよく草が生えます。(いえいえ、「www」ということではありませんwww) 書き込みをするのが苦手な私は、その代わりに気になったところにペタリペタリと付箋をはります(本の長期的な保存の観点からは、あまりよくない方法だということはわかっ…

伊藤亜紗さんの本 ✕ ◯◯?

このブログでもお知らせしましたように、9月23日(土・秋分の日)に、障害を入り口に人の体のあり方・可能性について考えている研究者・伊藤亜紗さん(東工大教授)を池上ブックスタジオにお招きして、トークイベントを行います。もうまもなくですね。 座席…

私の「ぼうけん図書館」

前回は、現在、立川のPLAY!MUSEUMで開催されている「エルマーのぼうけん」展(〜10/1)の展覧会レビューをお届けしました。その展示の最後には、「冒険家、写真家、学者、スポーツ選手、 絵本作家や文学者ら、挑戦する」さまざまな人たちがおすすめするもの…

エルマーとりゅうに会いに行った!

もう2週間ちょっと前になりますが、7月半ばから立川のPLAY!MUSEUMで開催されている「エルマーのぼうけん展」を見にいきました。 展示を見てきてから描いた、鉛筆スケッチ 世界中で愛される名作「エルマー」シリーズ。原作は1948年〜1951年刊行、日本では1963…

【9月23日】伊藤亜紗さんトークイベント開催します!

7月から、池上ブックスタジオのさるうさぎブックス棚では「伊藤亜紗さんと読む “体”がひらく世界」と題して、障害を入り口に人の体のあり方・可能性について考えている研究者・伊藤亜紗さんの本の特集をしております。 そしてこの度、9月23日(土)に伊藤亜…

小泉佳春「Before」展@森岡書店銀座店

掲題の展示に行ってきました。 小泉佳春さんは、女性誌やライフスタイル系の雑誌を中心に活躍された写真家です。2000年代中頃、雑誌や書籍でハッとする写真を見つけると、小泉さん撮影のものだった、ということが多々ありました(今回の展示案内で、森岡さん…

本で味わう朝ごはん・余録

前回は「本のなかの朝ごはん」をテーマに、本の話、映画の話などを取り上げました。 その記事を書きながら、いや、遡ればもともとその発端となった世界の旅と朝ごはんのトークを聞きながら、私自身の「旅の朝ごはん」の記憶を思い返していました。そこで今回…

本で味わう朝ごはん

前回は、7月21日、22日(金・土)に池上ブックスタジオで行われたイベント「ワクワクおいしい 世界のはなし」の紹介をしました。 イベントで取り上げた絵本『あさごはんで世界いっしゅう』(汐文社)のタイトルからの連想で、世界の台所探検家・岡根谷実里さ…

ワクワクおいしい 世界のはなし(池上ブックスタジオイベント)

7月21日(金)・22日(土)の2日間、池上ブックスタジオでは「ワクワクおいしい 世界のはなし」というイベントが開催されました。(おかし文庫さん・はいくやさんの共催) おかし文庫さん&はいくやさん謹製のフライヤー 『世界の食卓から社会が見える』と…

プラハとベルリン、本の旅(3) 赤いゾウとオセロット

前回は、池上ブックスタジオで始めた新しいフェアについてご紹介しましたが、再びプラハとベルリンの旅に戻りたいと思います。 最初の記事で述べたように、今回の旅の主目的はベルリン。でもせっかく遠い欧州の地まで足を伸ばすので、ドイツ・ベルリンとは異…

「伊藤亜紗さんと読む “体”がひらく世界」

「プラハとベルリン、本の旅」の途上ですが、今日は別のお話を。 ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、池上ブックスタジオは、30㎝四方ほどの棚を借りて、それぞれの棚主が本を並べて販売する、いわゆる「シェア型の本屋」です。 2020年9月のオープンか…

プラハとベルリン、本の旅(2) 「百塔の街」で出会った故郷の風景

今回の旅は、到着した日はベルリンで過ごし、翌日プラハに移動して2泊、それから再びベルリンに移動して3泊という旅程でした。 どちらの町でも、いろいろな書店・図書館を訪れたので、プラハとベルリン、それぞれの町ごとに紹介したいと思います。というこ…

プラハとベルリン、本の旅(1) はじまりは『ベルリンうわの空』

前回に引き続いて、子の卒業にまつわる本の話。 3月末から1週間強、小学校の卒業式を終えたばかりの子と二人で、プラハ・ベルリンを旅してきました。 旅のきっかけは、ベルリン在住の漫画家・香山哲さんの『ベルリンうわの空』でした。 2022年の春先頃、子…

2023年春、小さな卒展

※旧ブログ(note、g.o.a.t)のときから、本業その他の忙しさによって、更新頻度が極端に落ちるブログで申し訳ございません(この言い訳ももうすっかり定番になっております) 最後の更新は昨年大晦日。今年ももう半分を終えようかというところで(昨日はもう…