〜本有引力〜

本と本がつながりますように

2018-01-01から1年間の記事一覧

街角で本を売ること

11月23日の勤労感謝の日、「小さな小さな青空書店」を開きました。※今回は「本と本をつなげる話」ではほぼないのですが、自分のための備忘録も兼ねて、ちょっとしたメモ的な記事として綴らせていただきます。今回のイベントは、ご近所にあるユニークな出版社…

贈り、贈られて

この秋、とても素敵な本を手に入れました。『本を贈る』「出版業界はもう厳しい」と言われる一方で(いや、そうだからこそなお、でしょうか)、出版に携わるさまざまな、そして多くの人たちが、創意工夫を凝らし、人と人との間をつなぎ、そして情熱を込めて…

本との台湾・台北

9月上旬、久々にゆっくりと書店を回る時間が取れた日のこと。とある大きめの書店を、新刊、話題書、フェア棚などから始めて、人文、社会、文芸、理工などを中心に、どの本を買おうかなとあれこれ思いを巡らしながら、のんびり書棚を回遊していました。まず…

夏、この酒!<本との土曜日#12「ブック&アルコール」>

もう一ヶ月ほど前になりますが、ほぼ一年ぶりに「本との土曜日」に再び参加させていただき、一日本屋、やってきました。本との土曜日 #12「ブック&アルコール」on 7.21 @Tinys Yokohama Hinodecho募集に際しての7月の本との土曜日は、満を持して「お酒」を…

【past post】Mio zio, Antonio.

※昨日投稿した「「語り」について潜る夜」にて、今ここにいない人との対話、ということについて触れた、作家アントニオ・タブッキの追悼行事のこと。以前に別の場所でまとめていましたが、改めてここにも再掲いたします。時間関係の記載、当時のままであるこ…

「語り」について潜る夜

今回の記事は、先月参加した映画の上映会について。ふだんの本にまつわる記事からはややズレますが、やはり本へとつながる連想もありますので、ここに記しておきたいと思います。半月ほど前、「酒井耕・濱口竜介監督 東北記録映画三部作上映会 #2:『なみの…

世界がほどけた、その先に

もう5月も最終日。「きょうの健康」6月号もすでに発売となっておりますが、連載「“健康”の本棚」では、この6月号でこれまでに紹介した本が通算で50冊に達しました(含小社刊本)。「きょうの健康」の主たる要素であるいわゆる医療情報(専門家ではなく、…

四月は、魚。

羽海野チカ「3月のライオン」を知っている・読んでいる方は少なくないと思いますが、では「4月の魚」というのはご存知でしょうか?実は、フランス語では4月1日、「エイプリルフール」のことを、“poison d’avril”、文字通り「四月の魚」と言うのです。で…

人生は、美味しいコーヒーと本とともに。

編集を担当している「きょうの健康」テキスト、新年度のスタートとなる4月号、10日ほど前より発売されています。そして、2014年4月号から始めた小さなブックガイドページ「“健康”の本棚」、細々と続けてきましたが、こちらも連載5年目に突入しました。テ…

朗読劇、はじめました

年明けから仕事やら体調不良やらですっかりサボってしまっていましたが、久々の投稿は、年末に開催した“朗読劇”についてのお話です。クリスマスも目前の昨年12月23日、素敵な蔵書がいっぱいの友人宅を会場に、3人の子供と6人の大人が集まって、ささやかな…