K-BOOKフェスティバルと、(ひとり)K-BOOKフェア
今週末11月23日(土祝)・24日(日)の2日間、神保町の出版クラブビルで「K-BOOKフェスティバル 2024 in Japan」が開催されます。
K-BOOKフェスティバル(以下K-BOOKフェス)は、「K-BOOK」=韓国の本を愛好する人が集う本のイベント。公式サイトでの案内文を引きますと、
韓国の⽂学、エッセイから絵本、⼈⽂書までここ数年次々と刊⾏され、⽇本国内でも55万部を超える売り上げる作品も登場するなど、“K-BOOK”⼈気が⾼まっています。K-BOOKフェスティバルは、いま話題の“K-BOOK”をこよなく愛する⼈たちの「もっと読みたい、もっと知りたい」という声にお応えする本のお祭りです。
2019年にはじめて開催され、今年で6回目を迎えます。今年は日本でも非常に人気のある作家チョン・セランさんが来日することが大きな目玉でしたが、さらに10月にはハン・ガンさんがノーベル文学賞に選ばれ、例年以上に大きく盛り上がることは間違いありません。
このブログで(“本”業ではなく)“本業”の話をするのはごく稀なことですが、今回はちょっとご案内を。K-BOOKフェス2024に、所属するNHK出版としてブースを出店します。編集を担当した、韓日翻訳者・小山内園子さん著『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』が今月11日に刊行、そして偶然にも今年、NHK出版からは韓国に関する本が合わせて4点刊行されました。もともとテレビ・ラジオの語学テキストで知られる当社、ハングル講座のテキストなども併せて、バラエティに富む“K-BOOK”を用意して、皆さんをお待ちしております。
そして、今度は“本”業のおはなし。個人としての本屋活動「さるうさぎブックス」では、これまで自分が“本業”で手掛けた本は扱ってきませんでした。ただ、『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』は、自身が一人の読者として強く心を打たれており、この本を読んでくださる方にきちんと届けたいと感じていること、またちいさくコツコツとつなげていくべき本だと考えていることから、これまでの枠を取り払って、「さるうさぎブックス」でも販売することにしました。
K-BOOKフェスには、連動する書店企画「K-BOOKフェス」があります。K-BOOKフェアで並べられる各社の本を、このイベントに賛同する全国の書店さんがフェアとして展開するものです。常時営業ではないさるうさぎブックスは公式な参加ではありませんが、池上ブックスタジオの棚で、『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』と、ブックガイドでもある本書で取り上げられている韓国現代文学の作品を、この週末から並べたいと思います。
K-BOOKフェスには、昨年、個人的に訪れてみました。当時(いや、いまも)一部の文学作品以外、あまり韓国のことを知らない“ビギナー”でしたが、イベントの熱気、何よりもその「幸せな空気」に非常に心を打たれました。お客さんはもちろん、出店者も、ボランティアスタッフの方々も。皆の「好き!」という気持ちが会場に満ちていて、私もなんだかとても心地よく感じたのでした。
今年もそんな多幸感に溢れた空間になることでしょう。チョン・セランさんほか多彩なゲストが登壇するステージイベントもいろいろ。ぜひ、会場にお運びいただければ嬉しいです。あなたを待ってる「K-BOOK」と、幸せな出会ってください!
【開催概要】
◆K-BOOKフェスティバル 2024 in Japan
11月23日(土)12:00~18:00
※18:30~20:00 BOOK MEETS NEXT連動企画トークイベント開催予定
11月24日(日)11:00~18:00
@出版クラブビル 3・4F(東京都千代田区神田神保町1-32)
11月23日(土)12:00~18:00
※18:30~20:00 BOOK MEETS NEXT連動企画トークイベント開催予定
11月24日(日)11:00~18:00
@出版クラブビル 3・4F(東京都千代田区神田神保町1-32)
◆(ひとり)K-BOOKフェア by さるうさぎブックス
11月22日(金)〜終了未定 @池上ブックスタジオ(東京都大田区池上4-11-1 第五朝日ビル1F)
※池上ブックスタジオは、毎週金曜(13:30〜18:00)、土曜日(12:30〜18:00)オープン
11月22日(金)〜終了未定 @池上ブックスタジオ(東京都大田区池上4-11-1 第五朝日ビル1F)
※池上ブックスタジオは、毎週金曜(13:30〜18:00)、土曜日(12:30〜18:00)オープン